参院選選挙が終わりました。 立候補者をはじめ、この度の選挙運動を支えてくださった方々には 感謝の念に堪えません。

私たちにとって、選挙はわからないことや驚くことだらけでした。 打ち上げはおろか、選挙後の御礼すら公職選挙法違反と聞かされました。

ですから、あだちみきよ候補、日本母親連盟会員の皆様、オリーブの木、 斉藤りえさんにご迷惑をおかけしない様に、この報告すらどのようにしたものか、やるせない気持ちいっぱいで本日まで過ごしていました。

頑張ってくださった皆様一人一人に、ねぎらいと感謝をお伝えしたい思いが ありましたが、

一般常識とは乖離した選挙事情というものがありましたゆえ、 ご理解くださいますよう、よろしくお願い致します。

さて皆様ご存知の結果についてですが、母親連盟として連携議員の中から 当選者を出せなかったのは残念ですが、国政選挙はそう簡単ではないことは 周知の事実でもあります。

しかしながら、オリーブの木の得票数すべてを合わせて約26万人の方々から 応援を頂いたという結果を鑑みると、急遽集められたメンバーやスタッフで ありながら、「日本を良くしたいと願う想い」をこれだけ集めることができ、 未来に繋がる大きな一歩だったと感じています。

もちろん、大政党の力にはまだまだ及ばないことを見せつけられもしましたが、 それでも 「声を上げれば、賛同者同士で繋がる事ができる!」 「少しづつでも賛同者を増やせれば、未来を変える事ができる!」 と確信出来る結果になったと思います。

私たちも勉強すべきこと、知らないことが沢山ありますが、それらを一つずつ 乗り越えていけば、伸び代は無限大であり、必ず、元気な産声はあげられると思います。

何に関しても、諦めたら終わり。諦めることは、未来の子どもたちの幸せを見捨てることになってしまうことだと思います。

正直、辛いことも、心が折れそうになることもありました。でも、「やってよかった!」「勉強になった!」「私たちにもできることがあるとわかった!」 と、各自が素晴らしい宝物を手にした経験にもなりました。

選挙活動に直接ご参加いただけなかった方々も、選挙戦を通して、何かしら感じていただけることがあったのではないかと思います。

私たち、日本母親連盟は、「子どもたちの未来の幸福を守るため」に活動しています。

ウルグアイの第40代大統領のムヒカ氏が、2012年の地球サミットで語った衝撃のスピーチの言葉にあるように、

社会の「発展」により、成り立ってしまった「使い捨ての社会」の悪循環を断ちたいのです。

グローバリゼーションにコントロールされている社会の支配から脱したいのです。

私たちの前に立ちはだかっているのは、巨大な政治的な危機です。

「発展は幸福を阻害するものであってはいけないのです。発展は人類に幸福をもたらすものでなくてはなりません。

愛情や人間関係、子どもを育てること、友達を持つこと、そして必要最低限のものを持つこと。 これらをもたらすべきなのです。

幸福が私たちのもっとも大切なものだからです。環境のために戦うのであれば、人類の幸福こそが環境の一番大切な要素であるということを覚えておかなくてはなりません。」

たとえこの先、政策等で方向転換はあっても、 夢に向かって継続する想いを持ち続け、「この国に生まれて良かった!」 と、この国を心底誇りに思えるような未来にしたいと思います。

これからも賛同者が増え、更に仲間が増えていって、輝ける日本となり、

「あの時は大変だったね、でも母親連盟でやっていた甲斐があったね!」

と笑いあえる日まで、皆様とともに頑張りたいと思います。

今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

2019年7月30日
日本母親連盟 マザリ― 代表 阪田浩子
企画政策局長 杉田穂高